カメラ片手にふらっと気ままに出掛けた先での写真たち
Release #8「初夏の道東」北海道 釧路市・浜中町・霧多布岬
7月最初の土曜日。天気は曇晴れ、気温25度前後で湿度40%ほどの過ごしやすい日。
どこかの名物でも食べに行こうとフラッと釧路まで車を走らせた。
釧路といえば「さんまんま」「炉端焼き」くらいしか思いつかなかったが調べてみると
老舗レストラン泉屋総本店さんの「スパカツ」というものが有名らしく開店時間をめがけて行ってみた。
こってり味濃いめに見えるが意外とあっさり食べられる。
最後のほう鉄板で焼かれてカリカリに香ばしくなったパスタもまた美味。
テーブルには粉チーズ、タバスコが常備されており味変しながら最後までおいしく食べられる。
さて、お腹も膨れたがもう少し何か食べれるな・・・と思い厚岸町名物のカキを食べに行くことにした。
厚岸漁業共同組合直売店「エーウロコ」
泉屋総本店から車で約40分ほどでの場所、
様々な海産物やお土産が購入でき買ったものを全国へ発送可能、カキをその場で食べる事もできる。
せっかく来たので、名物のカキや海産物を実家にも送り、いよいよカキを頂きます!
名物も十分堪能し、お腹が満足したあとは良い景色を求めて霧多布岬を目指した。
途中、原生花園あやめヶ原へ寄り道。
6月中旬から7月上旬にかけて100haの原生花園にヒオウギアヤメが咲き、あやめヶ原の先端(チンベの鼻)までは約600mあり、
その途中には馬の放牧風景や断崖絶壁の景色、太平洋に浮かぶ小島・大黒島を見る事ができる。
残念ながらあやめはすでに枯れてしまっていたが、馬の放牧がされており近くでのんびり草を食べる馬を見ることができた。あやめと馬のコラボも見てみたかった。
浜中町へ続く断崖絶壁。ワイルドでかっこいい自然の風景。
あやめが咲いていなくても十分癒やされる景色が堪能できた。入場料、駐車場等は無料で気軽に立ち寄れるのも良い。
この日は気温17度ほどしかなく風も強い場所のため、半袖では少し肌寒く羽織るものがあるといいかもしれない。
霧多布岬を目指し車を走らせていると、なかなかおもしろい景色に遭遇した。
浜中町を一望できる琵琶瀬展望台に立ち寄った。
浜中町は霧多布湿原の中に町があり人々が暮らしている。他にも有名な湿原はあるがこんな風景はここくらいではないだろうか。
浜中町はルパン三世の作者モンキー・パンチ氏の故郷であり、浜中町総合文化センター内に
モンキー・パンチコレクションという、ルパン三世ミュージアムもある。無料で入館でき、撮影もOK。
充実した展示内容でルパンをあまり知らない人でも楽しめる場所。
また、浜中町の牛乳はハーゲンダッツアイスクリームの原料にも使用されているほど、高水準で美味しい牛乳の産地で有名。
湿原の中の小さな町にたくさんの魅力が詰まっている。
入場は無料、受付で署名の記入だけ必要。
そしてようやく霧多布岬へ到着。
ここはラッコが生息している。人間の生活圏に近い陸上から一年中ラッコを観測できるのは珍しい。
毛皮をとるために乱獲され、一時は絶滅状態だったラッコ。
現在でも絶滅危惧種であるラッコが、いつまでもこの場所で幸せに暮らせますように。
最高の景色も堪能し、そろそろお腹が空いたなぁとご飯の場所を探し、ザンタレで有名な釧路にある
「南蛮亭」へ行くことにした。
本日の機材。
フジフイルムのGFX50S II
ラージフォーマットでありながら日常使いもできる頼もしい相棒だ!
店内にはサインもいくつか飾られており、店内も満席だったがテイクアウトのお客さんも結構来ていて
人気店なのが窺えた。店員さんも優しくとてもいい雰囲気のお店だった。
最高な景色と美味しい名物を堪能した今回の旅。
まだまだ知らない世界や景色がたくさんあるんだなと実感した。
また一つ、素敵な思い出と経験ができ、最高の写真が撮れた大満足の旅であった。
今回の撮影に使用したGFX 50S II
GF45-100mmF4 R LM OIS WR
スタジオ写真のプロフェッショナルな現場で求められる、ロングショット、フルショットから、バストショット、アップまで、人物写真のバリエーションのすべてを一本でカバーする汎用性の高さ。室内の暗い照明でも、強力な手ブレ補正によって手持ちで動き回るモデルを追従。