RTX 6000 AdaからRTX 4000 Adaまで出揃ったので、
CG制作、V-rayのベンチマークスコアの観点からそれらをまとめてみました。
ではさっそく上位モデルから
最上位モデルの
NVIDIA RTX 6000 Ada
V-rayベンチスコア:4,900
CUDAコア数:18,176基
上位モデルの
NVIDIA RTX 5000 Ada
V-rayベンチスコア:2,890
CUDAコア数:12,800基
ミドルレンジモデルの
NVIDIA RTX 4500 Ada
V-rayベンチスコア:未計測
CUDAコア数:7,680基
エントリーモデルの
NVIDIA RTX 4000 Ada
V-rayベンチスコア:2,300
CUDAコア数:6,144基
エントリーモデルの
NVIDIA RTX 4000 SFF Ada
V-rayベンチスコア:1,900
CUDAコア数:6,144基
となっています。
ちなみにRTX4090のV-rayベンチスコア:5,300となっていますので単純なコスパは良いです。
| RTX 6000Ada | RTX 5000Ada | RTX 4500Ada | RTX 4000Ada | RTX 4000 SFFAda | RTX 4090 | RTX 4080 |
CUDA | 18,176基 | 12,800基 | 7,680基 | 6,144基 | 6,144基 | 1,6384基 | 9,728基 |
Tensor | 568基 | 400基 | 240基 | 192基 | 192基 | 512基 | 304基 |
RT | 142基 | 100基 | 60基 | 48基 | 48基 | 128基 | 76基 |
メモリ | 48GB GDDR6 | 32GB GDDR6 | 24GB GDDR6 | 20GB GDDR6 | 20GB GDDR6 | 24GB GDDR6X | 16GB GDDR6X |
電力 | 300W | 250W | 210W | 130W | 70W | 450W | 320W |
価格 | 約120万円 | 約80万円 | 約50万円 | 約28万円 | 約22万円 | 約30万円 | 約19万円 |
備考 | | ワークステーションと 共に導入すると良い | | 1スロットに収まる | ロープロファイル対応、 消費電力が最も小さい | コスパが最も良い | |
RTX Adaシリーズはワークステーションと共に導入するには保証などの面で良い選択でしょう。
その中でもバランスが良いのはRTX 5000Adaだと思います。
またRTX AdaシリーズからNVLINKがどれも非対応となっています。
RTX4090はコスパは最も良いのですがGPUボードのサイズが大きいため、ボード自体を収めるパソコンの筐体内のスペースに注意が必要です。
私が調べたところメーカー製ワークステーションにRTX4090が収まる製品はほぼ無いようです。
HP、DELL、Lenovoのワークステーションの筐体内の拡張ボード・GPUの収まるスペースを調べましたが、RTX4090が入る製品は無かったです。ワークステーションがGPUボードの高さが120mm以下設計されているためです。
それと同時にRTX4080もメーカー製ワークステーションに収まらないでしょう。
ワークステーションではないですがゲーミングPCでRTX4090を搭載しているモデルはHP製であります。
また、クリエーター向けPCでもHP製のHP ENVY DesktopでRTX4070Tiを搭載可能です。
HP ENVYには3年間の出張修理サービスを付けられて安心です。
以上、「Ada世代のプロフェッショナルグラフィックスボードまとめ」でした。
つづく、