V-Ray で NVIDIA RTX 3080Ti TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING 使用レビュー V-rayでGPU レンダリング・ベンチマーク

V-Ray で NVIDIA RTX 3080Ti TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING 使用レビュー V-rayでGPU レンダリング・ベンチマーク

ASUSのNVIDIA RTX 3080Ti搭載ビデオカードを購入し使用してみました。

2021年6月 ― マイニングの再ブームによりグラフィックスカードの価格が高騰。2020年末頃RTX 3080が10万円で購入可能だったのが嘘のような値上がりぶりだ。
2021年6月現在でRTX 3080の最安値の品物は18万円、6月末現在の在庫数は9品有る(価格.com調べ)が数週間前まで在庫すら無かった状態だったのを考えると価格高騰は維持しているが金銭でなんとかなる状態ではある。

長さ、幅、重さにはインパクトが有る。
バックプレートの厚みもある。

ここ数週間グラボの値動きや在庫状況を頻繁に確認していたがNVIDIA RTX 3080Tiの発売と争奪戦があったがやはり高価だ。RTX 3070Tiも次に発売したがRTX 3070に近似した価格だったので値ごろ感はあった。
前世代の性能から比較すればどれもお買い得のRTX 30シリーズではあるものの発売当初の価格を見てしまうと、趣味のゲーム用途では購入したくはないだろう。

今回、導入したのはTUF-RTX3080TI-O12G-GAMING ASUSのグラボだ。

先ず驚いたのはGeForceとは思えない大きさだ。2.7スロット分の厚みにフルレングスのボードサイズは圧巻。
質量も重く搭載時は自重で撓ってしまう程ヘビーである。
CUDAコアは10240基それらを駆動させる電力350Wだが補助電源は6pinx2で対応している製品、フルロード時の温度は80度を超えこの夏は厳しそうだ。尚、私の環境のPCには3080 Tiを搭載とRTX 3060も同時に収まっていて、RTX 3060は70度 CPU core i9 10850Kが90度それらをフルロードでレンダリングすれば本当に暖房といって大げさではないだろう。

RTX 3080からCUDAコアが1,536基増しでRTX 3090の10,496基からVRAMを減らした廉価版のような位置付けのRTX 3080 TiだがRTX 3090に近似した爆速の性能を見せる。

主にV-rayのレンダリンに使用するためにRTX 3080 Tiを導入した。扱うレンダリングシーンからVRAMの容量を懸念したが、今のところ12GBで不足することは無い。
RTX 3080 Ti 12GBとRTX 3090の24GBのVRAMの差で扱えるシーンのスケールは変わるもののベンチスコアは3080Tiで見た個体の誤差範囲に入る程度である。
VRAMの容量を超えるシーンの計算である場合ブロック毎に分割しレンダリングする、その時にブロックの再読込などで計算時間が増えることはあるだろう。

V-ray ベンチマークをとってみる。

スコアはV-rayベンチのRTX 3080 TiがV-rayのRTXで2,740。この個体は当たりのようだ。
V-Ray 5 Benchmarkの公式でRTX 3090の平均結果がスコア2,447と私の環境下のRTX 3080 Tiよりも低い。

また、RTX 3060とRTX 3080 Tiを同時に駆動させることで3,660のスコアを叩き出す。
この2枚のビデオカードをフルロードで動作させた際の消費電力はシステム全体で実測値560Wだ。

V-rayのCUDAでの計算の場合1,501となる。公式でのRTX 3090の平均結果が1,579なので粗誤差範囲程度だろう。

V-ray CUDAでの計算でRTX 3060とRTX 3080 Ti、さらにCPU core i9 10850Kを同時に駆動させ計算させるとスコアは2,504となる。
しかし、CPU core i9 10850Kを計算に加えることで消費電力はシステム全体で780W以上で搭載電源Corsair RM750x CP-9020179-JPの仕様の750Wを上回りこの電源では容量が超えている。

CPU core i9 10850Kもレンダリングに加えるとなると1000W以上の電源は欲しいところだろう。CorsairのHX1200 CP-9020140-JPなど効率の良い電源を奢ってあげたいところだ。尚、Corsairの電源は10年保証が付帯し安心して使用できる電源ブランドの一つだろう。

コルセアのHX1200。80PLUS PLATINUM認証取得 1200W高効率電源ユニットだ。

2世代前のGTX1080からampereアーキのRTX 3080 Tiとアップグレードを果たしたが、結果非常に高速で価格に見合う性能と言えるだろう。しかしフルロードでの使用、シビアコンディションでの場面で多用するとなると耐久性や保証期間の懸念はつきまとう。
RTX 3080 Tiの価格帯から言えばNVIDIA RTX A4000や、もう少し予算を増やせばNVIDIA RTX A5000も導入も視野に入るだろう。フルロードで長時間の計算などをGeForceにさせて良いものかと感じるところはある。
V-Ray 5 Benchmarkの公式の結果を見るところNVIDIA RTX A4000やNVIDIA RTX A5000結果が宜しくないが、スペックから安定駆動が目的である事が伺える。しかしVRAMはRTX A4000が16GB、RTX A5000が24GBと大容量なのは魅力ではある。

NVIDIA RTX A4000

大容量であれば規模の大きなシーンにも対応可能だろうしRTX A5000はNVLinkに対応する。これは複数枚のRTX A5000を搭載しVRAMの拡張共有また高速にデータ転送を可能にするソリューションだ。RTX A5000ではNVLink介した転送速度は最大112 GB/秒である。
その点、RTX A5000はスケーラブルな製品であり将来扱うシーンの大規模化にも対応できるだろう(RTX A400はNVLinkに非対応)
また保証期間はNVIDIA RTX A4000とNVIDIA RTX A5000の製品保証は3年間、RTX 3080 Tiは1年間であり不安は少し残る。NVIDIA RTX AシリーズはNVIDIA Quadroの後継で業務向け製品であり保証期間は長い。

当初はNVIDIA RTX A4000を注文していたところ納期が非常に長くなくようなのでRTX 3080 Tiを選択することとなった、品不足のグラボ選びを強いられる中で最良の選択を見つけるのはなかなか難しいのがここ最近の現状だ。

V-rayのレンダリングが目的だがイマイチ最適なソリューションが明確でなく検討には時間を要した。
グラボ高騰の中「グラボ難民」の悩みはしばらく続きそうである。

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